いよいよ始まった!
 地震に対しての有効策 !

1 工務店としての取り組み

建築業を営む者としては地震に対する備えは避けて通れない事であり、古来より様々な工夫がされ、揺れに対して壊れない構造を追及してきました。しかし阪神淡路大震災、新潟沖大震災などの被害状況を見ると、それだけでは不十分なことを目の当たりにせざるを得ません。近年に建てられた家は建築基準法の効果もあり、ほとんど壊れてはいません。しかし、実際に現地被害調査結果を見ると、全半壊を免れた住宅の60%で家具の転倒、食器、窓硝子類の散乱により、避難時の怪我が非常に多いことが読み取れます。家具の固定をしていても間違った固定であったり、引き出しが飛び出てきたり、扉が開いてしまったりして、あまり効果は見られず、小さな家具や飾り物にいたっては無防備同然でした。重量家具の転倒や高齢等による片付けの遅れから、避難所生活が長期化し精神的ショックが問題になりました。本当に怖いのは2次災害です。

2  確信の持てた有効手段
 
当社では 何とかそれらの被害に対して有効な工法がないか検討をしてきました結果免震構造にたどり着きました。
免震構造とは地面と建物の間に柔らかい「免震層」を設け、地震の揺れを建物に伝えにくくする構造です。地震の揺れ(正確には加速度)を小さくすることにより、建物はもちろん家具の転倒など2次災害防止にも非常に有効な工法です。今、私どもが採用しようとして取り組んでいる免震装置について簡単に説明します。
柔らかい
免震層は高性能ベアリングで構成され、震度2から7以上の巨大地震の横揺れに対して優れた免震効果を発揮します。
高減衰オイルダンパー(シリンダーに閉じ込めたオイルの粘性を利用した減衰装置)により建物の
揺れを約10分の1にまで減衰します。
揺れが収まった時、ずれた建物(震度5以上で3センチぐらい)を
復帰ボタンにて元の位置に戻すことができます。
台風など強風時には家全体が揺れるため、固定ボタンひとつでワイヤー
巻き取り装置が働き家と基礎がしっかり固定されます。
 7月23日に千葉県北部を震源とする震度5弱の地震がありました。震源に近い流山市では外にいた人達はしゃがみこむほどの揺れに対し、免震住宅に実際に住んでおられた方は「カタカタと食器などが振動してめまいを起こしたようなゆっくりとした横揺れの感じでした」との体験話を聞き、確信が持てました。

3 新工法への不安

家全体が動いちゃうの?停電のときは?強風時固定している時地震が来たら?補償はあるの?何年ぐらい持つの?木造でも大丈夫?三階建てにも使えるの?直下型地震にも効果はあるの?どのくらい予算がかかるの?住んでいる住宅にも取付けができるの?メンテナンス費用はかかるの?等、まだ普及していない工事なのでさまざまな疑問点があると思いますので、ご質問を郵送またはファックスにてお受けし、郵送にて回答しております。

免 震 構 造 の 詳 細
@−Aベアリング型支承材

●転がり摩擦係数が7/1000ですので、頻繁に発生する震度2から巨大地震まで安定した免震効果を発揮します

●シリコーングリースをベアリング内に塗布すると同時に、転がり面の全面に防錆のためのコーティングが施されています
 @−Bストッパー付
  ベアリング型支承材


●通常のベアリング型支承材(@−A)の外周に鋼製リングが溶接され、風暴走による装置の脱落を防止します
●標準的な住宅で一戸につき2〜4個使用します
 
Aオイルダンパー減衰材
振動エネルギーを吸収する減衰機能、いわばブレーキの役割を果たします。
●6段階の減衰係数を用意し、最適な設計を可能にします
●最大変位±360mm、最大速度100cm/Sまで使用可能です
B円筒ゴム復元材

●3種類のバネ定数を用意し、4秒前後の固有周期に調整し、最適な組み合わせを実現します
 C電動復帰装置

●ボタンひとつで家の原点復帰および固定が自由自在にできます
●わずか90Wの電力で3000倍のギア増幅で1台あたり3トンの牽引力、5トンの固定力を実現しました

ボタンひとつでわが家をコントロール
≪電動復帰装置について≫
室内のスイッチパネルを操作することにより、モーターがワイヤーを巻き取り、建物を地面に固定します。スイッチパネルには2種類のボタンがあります。
  家が動く可能性のあるような大型台風接近時には・・・固定ボタン で、しっかり家を固定します
固定ボタンを押すことにより、ブレーキ付ギアモーターがワイヤーを巻き取り、建物と地面を緊結します。
それにより暴風時でも建物が動く心配はありません。
24時間けいかすると、自動的に固定解除されますので解除し忘れの心配もありません。
また、ワイヤーに規定より大きな力が作用するとワイヤーが破断する設計となっていますので万が一、大型台風と地震が同時に来ても、肝心のときに免震が作動しないということはありません。
  大地震後に家が元の位置にもどらなかった時は・・・復帰ボタン で、キチッと元の位置に戻します
    
復帰ボタンを押すことにより、ギアモーターがワイヤーを巻き取り、建物を元の位置にもどします。
万が一、地震後に建物が元の位置に戻らなくても、ボタンひとつでキチッと元通りです。